ビジネス英語があたりまえに求められるようになってきた現代ですが、ビジネス英語を使うのはどうも苦手・・・という人も多いのではないでしょうか。
一言でビジネス英語と言っても、どの程度丁寧な表現を使うべきかは、互いの関係性によって大きく異なります。
例えば、社内で同僚と英語会議を行う場合には、そこまでかしこまった話し方は求められないかもしれません。
しかし、相手が社外の顧客など場合は、失礼のないフォーマルなビジネス英語を話す必要があると言えるでしょう。
今回は、会議・プレゼンテーションで使えるフォーマルなビジネス英語を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
〜日常英語とビジネス英語の違い〜
日常の英会話では、Can you〜?やCan I〜?などの疑問文がよく使われますよね。一方のビジネス英語では、Could you please〜?や、Could I possibly〜?などのような丁寧な表現が使われる傾向があります。
またビジネスシーンでは、同じ意味でも、よりフォーマルな意味合いを含む英単語がよく使われます。例えば、right(正しい)はcorrect、cheap(安い)はinexpensiveといった形です。スラングや略語を使うことも不適切とされますので注意しましょう。
それでは、会議編とプレゼンテーション編に分けて、役立つビジネス英語のフレーズを紹介します。
〜会議編〜
◎会議を始める
・Shall we start?
始めてよろしいでしょうか?
・We have three items on the agenda for today.
今日は3つの議題を取り上げます。
◎意見を求める場合
・I would like to get your thoughts on this matter.
この件についてあなたのご意見をお聞かせいただきたいです。
- 〜したいは、日常会話ではI want to 〜と言いますが、ビジネス英語ではI would like to〜を使うと丁寧な表現になります。
・Could I possibly have your comment on this issue?
この課題についてあなたのご意見を聞かせていただけませんか?
- possiblyを付け加えることで、丁重にお願いしている意味合いが出ます。
◎会議で質問したい場合
・I’m sorry to interrupt, but could I ask a question?
お話中にすみませんが、1つ質問してもよろしいでしょうか?
- I’m sorry to interrupt, のように一言クッションを置き、but〜 と続けると丁寧な表現になります。
・What do you mean by that?
それはどういう意味でしょうか?
◎賛成するとき
・I totally agree with your opinion.
あなたの意見に完璧に賛成します。
・I partly agree with his idea.
彼の考えに部分的には賛成します。
◎反対するとき
・That’s a good point, but〜
それは良いポイントですね、しかし〜。
・I’m sorry but I can’t agree with you.
すみませんが、あなたに賛成できません。
・Personally, I prefer A to B.
個人的には、BよりもAの方が好きです。
◎結論を出す
・Please let me recap the main points.
話を整理させてください。
- let me 動詞の原型 (私に)〜させてください
- recap 要約する(recapitulateを省略した形)
・Are there any objections?
異議はありませんか?
◎結論が出ない時
・We need to look into this matter a little further.
この件についてはもう少し検討が必要です。
・I would like to leave this matter for another time.
この件は保留にさせていただきたいと思います。
◎会議を終わらせる
・Let’s wrap up the meeting.
会議を終わらせましょう。
- wrap up (仕事などを)完成させる、仕上げる、終える
・I would like everyone to research the competitors before the next meeting.
皆さんには次の会議までに競合について調べてきていただきたいです。
・I will share the minutes of the meeting by tomorrow.
明日までに議事録を共有します。
※minutes 議事録
◎会議の予定を変更したい時
・Please let me reschedule the meeting.
会議のスケジュールを変更させてください。
※ reschedule スケジュールを変更する
・The meeting was pushed back from Monday to Thursday.
会議は月曜日から木曜日に延期されました。
※push back 延期する
〜プレゼンテーション編〜
◎プレゼンテーションを始める
・I’m pleased to be able to welcome you to our company today.
今日は皆さんを弊社にお迎えできて光栄です。
・Firstly, please let me introduce myself.
最初に、自己紹介をさせてください
- let me introduce myselfは自己紹介する時の定型表現です。
・My name is Taro Suzuki and I am in charge of sales.
私の名前は鈴木太郎です、営業の担当をしております。
〜にはmarketing(マーケティング)、design(設計)、manufacturing(製造)など、さまざまな業務名を入れることができます。
・Today, I would like to talk about our new products.
本日は、我が社の新製品についてお話しさせていただきたいと思います。
・Has everyone received the materials?
皆さまお手元に資料は回りましたでしょうか?
・My presentation is divided into 3 sections. First, I’m going to focus on〜.
私のプレゼンテーションは3つの部分に分けられます。まず、〜について焦点を当てます。
- be divided into〜 〜に分けられる
- focus on〜 〜に焦点を当てる
◎プレゼンで説明するとき
・Now, let’s take a look at 〜.
それでは、〜をみていきましょう。
・This pie chart illustrates that SV.
この円グラフは、〜を表しています。
・If you look at the page 3 of the material, you can see that SV.
資料の3ページをご覧いただくと、〜が分かります。
・I’ll briefly summarize the main issues.
主題について手短に要約いたします。
・Are there any questions or comments?
何か質問やコメントはありますか?
◎質問されたがよく分からない場合
・Could you repeat the question?
その質問をもう一度言っていただいてよろしいですか?
・Does that mean SV〜?
それは〜という意味ですか?
・I’m afraid I don’t have an answer at the moment. I’ll check and get back to you later.
申し訳ありませんが、今すぐに回答ができません。確認後、ご連絡するようにいたします。
今回は、会議・プレゼンテーションで使えるビジネス英語についてご紹介しました。事前に使える表現をインプットしておくことで実際のビジネスシーンでも円滑なコミュニケーションをとることができるでしょう。ぜひ、今回ご紹介したフレーズを覚えて実践の場で使ってみてください。