日本語でも外国語でも、コミュニケーションを取る上で大切なのは自分の気持ちを相手に伝えること。
しかし、英語での会話となると、
- 英語で気持ちを伝えるのはハードルが高そう
- 言い回しが分からない
- 何から覚えればいいのか分からない
など、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際の会話ですぐに使える基本の型をご紹介します。
この型を覚えれば、感情や感謝の気持ちを英語でスムーズに伝えられるようになりますよ。
英語で感情を伝える①|I’m+過去分詞
うれしい、悲しいなど、英語で自分の感情を伝える時の最も簡単な表現はI’m+感情を表す形容詞(happy、sadなど)ですが、I’m+過去分詞でも感情を表現できます。
be+過去分詞というと、「~される」という受動態(受身形)をイメージされるかもしれません。
しかし、I’m+過去分詞は「人を~の気持ちにさせる」という意味となり、この場合の過去分詞は形容詞のように使われます。
感情を表す代表的な単語をご紹介します。
- excited(ワクワクしている)
- pleased(うれしい)
- impressed(感動する)
- satisfied(満足している)
- bored(退屈している)
- disappointed(がっかりしている)
- surprised(驚いている)
- annoyed(イライラしている)
様々な気持ちを伝えられるよう、感情を表す単語を暗記しておくといいでしょう。
英語で感情を伝える②|That’s+形容詞、That+知覚動詞
人から聞いた話に対して自分の感情を伝える際に便利なフレーズがThatを使った表現です。
まずはじめに、That’s+形容詞の表現について見ていきましょう。
【That’s+形容詞】
That’s+感情を表す形容詞は、相づちなどでよく使われる表現です。
たとえば、相手の話に賛同する場合、「それはいいね。」という意味で
- That’s good.
- That’s great.
- That’s wonderful.
- That’s amazing.
といった表現が使われます。
反対に、良くないことを表現したい場合、「それはひどいね。」という意味で
- That’s bad.
- That’s terrible.
- That’s horrible.
などと表現します。
相手の話にThat’s ~と自分の感情を表現すれば、会話がよりスムーズになるでしょう。
【That+知覚動詞】
「知覚動詞」とは、look、sound、feelなど、自分が感じたことを表現する際に使う動詞です。
ここでは、That+知覚動詞を使った表現を覚えましょう。
- That looks good/cute/heavy.(いいね。/かわいいね。/重そうだね。)
That looks+形容詞は、実際に目で見て分かることについて表現する時に使います。
- That sounds interesting/fun/hard.(おもしろそう。/楽しそう。/大変そう。)
That sounds+形容詞は、他の人から聞いた話に対する感想などを伝える時に使います。
- That feels good/uncomfortable/strange.(良さそう。/心地悪い。/不思議な感じがする。)
That feels+形容詞は、ある状況や出来事に対し、「~な感じがする」と言いたい時に使います。
英語で感謝を伝える
日常生活で「ありがとう」を伝える機会は多いものですが、Thank youばかり使っているという方も多いのではないでしょうか。
英語で感謝の気持ちを伝える表現には、Thank you以外にも様々な言い方があります。
Thank you以外のフレーズを覚えて、相手やシーンに合わせて英語で感謝を伝えられるようになりましょう。
【Thank you for+名詞】
Thank you forの後に感謝しているものやことを表す名詞を入れます。
- Thank you for your help.(手伝っていただいてありがとうございます。)
- Thank you for everything.(いろいろとありがとうございます。)
- Thank you for your reply.(返信ありがとうございます。)
【Thank you for+動名詞】
Thank you forの後に相手がしてくれた行為を動名詞で加えると、より具体的に感謝を伝えることができます。
- Thank you for visiting us today. (今日は会いに来てくれて、ありがとうございます。)
- Thank you for calling me.(電話してくれて、ありがとうございます。)
- Thank you for following me.((SNSなどの)フォローありがとうございます。)
【I appreciate+名詞】
appreciateを使った感謝の表現は、ビジネスシーンでも使われる、よりフォーマルな表現です。
- I appreciate your support.(サポートしていただいて、ありがとうございます。)
- I appreciate your cooperation.(ご協力いただき、ありがとうございます。)
英語で気持ちを伝えて、コミュニケーションを円滑に
外国人とのコミュニケーションで大事なことは、自分の意見や気持ちをハッキリと伝え、喜怒哀楽などの感情表現をすることです。
英会話学習初心者の方が自分の意見や主張を英語で伝えるのは難しくても、今回ご紹介したフレーズを使って、自分の気持ちや感謝を伝えることからであれば、取り入れやすいのではないでしょうか。
相手に気持ちを伝える時には表情や声のトーンなどの非言語コミュニケーションもとても重要です。
英語を発することに慣れてきたら、ぜひ表情やジェスチャー、声のトーンも意識して話してみましょう。