皆さんは、海外出張に行ったり、英語で商談をしたりしたことはありますか?今のところ予定はないという人も、英語を勉強し続けていれば、いつか上司から海外出張をお願いされる日が来るかもしれません。今回は、海外出張・商談、移動の際に使われるビジネス表現を集めました。また、出張だけにとどまらず、海外旅行で使える表現や知識もご紹介していますので、皆さんぜひチェックしてみてください!
出張は英語で?
出張は英語で、business trip と言います。海外出張の場合には、overseas business trip と言えば通じます。
「出張に行く」は、go on a business tripで、これから出張に行く場合には、未来形で表します。
・I will go on a business trip to Singapore next week. (私は来週シンガポール出張に行く)
現在「出張中である」場合、be on a business tripやbe away on businessを使って表現できます。
・Mr. Tanaka is away on business in Singapore.(田中さんはシンガポールに出張中です)
・Until when do you plan to stay Singapore? (いつまでシンガポールに滞在する予定ですか?)
Until when〜? いつまで(未来のどの時点まで)〜しますか?
〜出張(business trip)の略語は?〜
親しい同僚などにSNSやメールなどで出張を伝える場合、business tripのことを略して“biz trip”と言うことがあります。“biz”は“business”の略です。この機会に覚えておきましょう。
- 自己紹介、あいさつ
お客さんと商談する
・I have an appointment with Mr. Mike at 9:00. (午前9時にマイクさんと約束している者ですが)
have an appointment〈with 人〉 〈人と〉アポイントメント(予約)がある
※make an appointment〈with 人〉〈人と〉会う約束をする、予約をとる
「予約をとる」という意味ではmake a reservationもよく聞きますが、これは人ではなく、場所(席や部屋)の予約をする際に使われます。
・Nice to meet you. Could you spell your name, please? (初めまして。お名前のスペルを教えていただけますか?)
日本語では、「スペル」という言葉を名詞として使うことがありますが、英語では動詞としてしか使えません。What’s the spell? という言い方はできないため要注意です。
・Excuse me, I’ve just run out of business cards. (すみません、ちょうど名刺を切らしてしまいまして)
run out of 〜 〜を切らす
business cards 名刺
・Can you give us a discount? (値引きしてもらえませんか?)
give〈人〉a discount 〈人〉に値引きしてやる
・We can lower the price to $100 each. (1つ100ドルに値下げすることができます)
いくらまで下げるという時にはto+値段で表します。
・We can lower the price by 5%. (5%価格を下げることができます)
いくら(何%)下げるというように割引率を示す場合にはby+値段(%)で表します。
・If you are not satisfied with the product, we will offer a refund. (満足いただけない場合、返金に応じます)
be satisfied with〜 〜に満足する
offer a refund 返金する
・I proposed a compromise and we finally reached an arrangement. (妥協案を提案し、ついに合意に達した)
compromise 妥協、折衷
reach an agreement 合意に達する
・We decided to put the project on hold until next week. (そのプロジェクトは来月まで保留にすることに決めた)
put on hold 〜を保留する
・The next meeting was pushed back to next Tuesday. (次回の会議は来週火曜日に延期された)
push back 〜を延期する(≒postpone)
タクシーに乗る
・I need to hail a taxi/cab to go home. (帰宅するのにタクシーを呼ぶ必要がある)
hail a taxi/cab タクシーを呼ぶ
・Could you take me to ABC station? (ABC駅まで連れて行っていただけますか?)
take〈人〉to場所 〈人〉を場所に連れて行く
・Keep going down this street, please? (この道をまっすぐ行ってください)
go downまっすぐ進む
・Could you stop by ABC bank? (ABC銀行に寄っていただけますか?)
stop by 立ち寄る (≒drop by)
・Could you pull over here, please? (ここで停めていただけますか?)
pull over 路肩に車を停める
国によっては、タクシーの運転手にチップ(サービスを受けたことに対する心づけ)を払う文化があります。チップ文化のある国では、料金を支払う際にチップ分も上乗せして払うようにしましょう。チップは、タクシー料金の15〜20%程度が一般的とされます。タクシー料金を多めに支払い、運転手にお釣りの全額/一部をチップとして受け取ってもらう方法がよいでしょう。
・Could I have the change, please? (お釣りをいただけますか?)
change お釣り
・Keep the change. (お釣りはとっておいてください)
・Could I get 5 dollars back? (5ドルだけお釣りをいただけますか?)※残りのお釣りはチップとして渡す場合
・May I have a receipt, please? (領収書をいただけますか?)
receipt 領収書
日本語でいうレシートのことです。出張を終え会社に戻った後、出張精算で領収書が求められることがあるため必ずもらっておくようにしましょう。
出張から帰って
・I billed the company for transportation expenses. (会社に交通費の請求をした)
bill A for B expenses AにBの費用を請求する
・How can I get reimbursed for my travel expenses? (どうすれば出張費を精算してもらえますか?)
reimburse 払い戻す
get reimbursed for〜 〜を払い戻してもらう
・I would like to take a substitute day off. (代休を取りたいのですが)
substitute 代わりの
alternativeも同じような意味を持ちますが、substituteがいつもの人・物が手に入らないための「代わり」であるのに対し、alternativeはあくまで複数の選択肢がある中での一つの「代わり」という意味合いとなります。
今回は、海外出張・出張先での商談や移動の際に使える英語表現についてまとめました。出張中に起こりうる様々な場面でスマートなビジネス英語が話すことができると、立派なビジネスパーソンだと印象付けることができます。今回紹介した表現は、基本的かつ汎用性の高いものが多くなっているため、覚えて無駄になることはありません。ぜひこれらのビジネスフレーズを覚えて自分のものにしてみてくださいね。