“Nice to meet you”=「はじめまして」の返し方や言い換えフレーズを解説
- 「“Nice to meet you.”って言われたら何て返せばいいの?」
- 「“Nice to meet you.”以外にフレーズってないの?」
こういった疑問を解決します。
日本人が一番最初に習う英語フレーズ“Nice to meet you.”。一番最初に習うフレーズです。
そこで本記事では、“Nice to meet you.”についてとことん深掘りします。
“Nice to meet you.”の返し方、“Nice to meet you.”の言い換えフレーズについて少しでも気になる方は必見です。
最後まで2分程度で読めるので、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
“Nice to meet you.”=「はじめまして」別れ際にも?
日本の英語教育では、“Nice to meet you.”=「はじめまして」と習います。しかしこれは、半分正解で半分間違いです。
実は“Nice to meet you.”は直訳すると「お会いできて嬉しいです」という意味です。
“Nice to meet you.”を分解して訳してみると以下の通り。
- Nice:嬉しいです
- to meet you:あなたに会えて
そして実は“Nice to meet you.”の前には、”It is”もしくは”It was”が省略されています。
- “It is nice to meet you.”「お会いできて嬉しいです」
- “It was nice to meet you.”「お会いできてよかったです」
上記どちらの場合にも”It is”と”It was”は省略されるので、“Nice to meet you.”と言うのです。
ちなみに、かしこまって話すときや、心を込めて話すときは、”It is”と”It was”を省略しないケースもあります。
出会ってすぐに言う“Nice to meet you.”「お会いできて嬉しいです」は「はじめまして」と意味的にも大差ありません。
しかし別れ際にもingをつけて“Nice to meeting you.”=「お会いできてよかったです。」と使うこともあるは覚えておきましょう。
“Nice to meet you.”の自然な返し方
英会話や英語でのメッセージのやりとりで“Nice to meet you.”と言われた際、何と返答すればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで、“Nice to meet you.”に対する自然な返し方について解説します。
Nice to meet you, too.
最も一般的な“Nice to meet you.”への返し方は”Nice to meet you, too.”です。意味は「こちらこそお会いできて嬉しいです」となります。
“too”は「こちらこそ・〜も」という意味があります。“Nice to meet you.”に”too”を合わせるだけなので簡単ですね。
“too”は”Nice to meet you, too.”以外にもあらゆる場面で使えるので、覚えておくと便利ですよ。
例:”I like it, too.”「私もそれが好きです。」
細かいですが、”too”の前には”,(カンマ)”をつけることを忘れずに。
You, too.
”Nice to meet you, too.”がフォーマルな表現であるのに対し”You, too.”はカジュアルな表現です。
”Nice to meet you, too.”だと「こちらこそお会いできて嬉しいです」ですが、”You, too.”の場合は「こちらこそ」くらいの感覚です。
“You, too.”じゃなくて”Me too.”じゃないの?
ここまで読み進めてみて、「”You, too.”じゃなくて”Me too.”じゃないの?」と思った方もいるのではないでしょうか?
確かに「こちらこそお会いできて嬉しいです」の「こちらこそ」は「私」を意味するので、”Me too”の方が正しそうな気もします。”You, too.”だと「あなたこそ」になってしまい、意味が通じなさそうですよね。
しかし正しいのは”You, too.”です。なぜなら”You, too.”は”Nice to meet you, too.”の”Nice to meet”を省略した表現だからです。
その根拠として、”You, too.”にはカンマがあるのに対し、”Me too.”にはカンマがありませんよね。
ちなみに”Nice to meet you, too.”に対して”Me too.”と返してしまうと「私も私に会えて嬉しいです」のような意味になってしまい、クスッとされるので気をつけてくださいね。
今回は“Nice to meet you.”への返し方として”You, too.”を紹介しました。”I love you.”や”I need you.”への返答も同様に”You, too.”ですので注意してください。
”I love you.”に”Me too.”と返してしまうと「私も私を愛しています」という意味になってしまいます。
”Me too.”は「私もです」という意味で使われます。
”Me too.”を使った例文
- Aさん:I need this one.「これがいるの」
- Bさん:Me too!「私も!」
“Nice to meet you.”の代わりに使える表現
実は英語ネイティブが誰かと対面したとき、毎回“Nice to meet you.”と言うわけではありません。
“Nice to meet you.”の代わりに”Hi.”や”Hello.”といった表現を使うこともあります。いまいちピンとこない場合は、日本語で考えてみると分かりやすいですよ。
日本でも「はじめまして」や「お会いできて嬉しいです」と毎回言うわけではありません。何度も会っている相手や親しい友人には、これらの表現は使いませんよね。
「はじめまして」や「お会いできて嬉しいです」の代わりに「どうも」や「こんにちは」といった表現を使うはずです。
It’s a pleasure to meet you. (お会いできたことをうれしく思います。)カジュアル
また、少しかしこまった表現ですが、
It’s an honor to meet you.(お会いできて光栄です。)なども使えます。
他にも、日本の英語の授業では”How are you?”と聞かれたら”I’m fine thank you, and you?”と答えると習います。しかし実際には”How are you?”に対して”I’m good.”と返す方が多いです。
このように1つの表現をひたすら使い回すのではなく、その場その場に適した言い回しを覚えることで、よりネイティブに近い英語が話せるようになりますよ。
まとめ
“Nice to meet you.”について、とことん深堀りしました。ここまで解説した内容をまとめると、以下の通りです。
- “Nice to meet you.”は別れ際にも使う
- “Nice to meet you.”への返し方は”Nice to meet you, too.”か”You, too.”
- “Nice to meet you.”の代わりに”Hi.”や”Hello.”でもOK
- “It’s an honor to meet you.”(お会いできて光栄です。)も使える。
これで“Nice to meet you.”に関する知識はバッチリです。ぜひ当サイトの他記事もチェックしてみてください。