フルート講座

♪フルートについて     著 蔦岡ひかり

フルートは「エアリード」と呼ばれる、リードの無い楽器です。

(リード楽器の代表と言えばサックス、クラリネットなどでしょうか^^)


フルートは歌を歌う時と同じように声帯を使い、吸い込んだ空気で音を作るため、

自分だけの音色が作れるとともに、多彩な演奏表現が出来るのが一番の特徴です。

また、息のスピードをコントロールして高低音を出すことが出来る楽器でもあります。


自分の内にあるものを、そのまま音楽として表現することが出来るのは、

フルートならではの醍醐味(魅力)ですね♪


-音が出る仕組み


管の中の空気を共鳴させることで音が出ます。

基本的な音域はC1からC4で、

フルートは木管楽器に属しています。

※同じ木管楽器でも、

サックスやクラリネットは「リード」と呼ばれる薄い木の板のような部品が振動し音源となります。


フルートにはそのようなリードはなく、歌口という穴のエッジ部分に向けて吹き込む、ジェット気流のような息の流れ(エアジェット)が音源となることから、

エアリード楽器とも呼ばれているのです!

更に詳しく説明すると、


  1. 歌口へ息を吹き込む

  2. 管の中に入った空気がぶつかる

  3. ぶつかって歌口へ戻ってくる空気と、歌口から新たに送りこまれる空気で段々と渦のような気流が発生する

  4. 規則的な振動だけが特定の大きな音を生み出す

①~④の仕組みで音が鳴ります!


歌口へ吹き込む際の息が、

半分外に出て半分中に入る位置になるように吹くことで気流が発生するのです!!


色々言いましたが、難しいことは考えず、

まずはとにかく息を前に出すことが大切です♪


音が出ても出なくても、怖がらず沢山息を使って吹いてみましょう!


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